金田風アンプ No.286の製作(DS-E1用プリアンプ) ⑦(付録)

投稿者: | 2024年3月19日

前回、光カートリッジが再生する音の魅力を記しました。

リスニング環境として、DENON DL103+カートリッジIVC+金田風プリアンプNo.257もあり、これもまた別の魅力を持っているので使い分けていきたいと思っています。

さて、金田風プリアンプを調整する時、……実体配線図中のa、bで示されたランド間に10Ωの抵抗を配線。調整用VRを動かして抵抗両端の電圧を測定。所定の電圧が得られたら抵抗を外し、a、b間をジャンパー線で配線。……という作業をします。

私の場合、調整のたびに抵抗を付けたり外したり、ジャンパー線を付けたり外したりしているうちに、ランドが半田の熱で剥がれ基板が台無しになることがよくあります。

それを回避する工夫として、1枚目の写真のようなコードを用意しました。
写真の上側、黒のテープでカバーした部分に、小さな基板に赤と黒のナイロンジャックをハンダ付けして固定し、端子間に10Ω抵抗をハンダ付けしたものを収めています。
各端子からコードを伸ばし、その先にメスコンタクトピンを圧着してソケットにセットしています。
このコードを仮に調整コードと呼ぶことにします。
写真では使用方法の説明として、赤と黒のナイロンジャックにテスターのニードルを差し込んでいます。

2枚目の写真の〇で囲んだ部分のように、基板のランドa、b間にヘッダーピンを取り付け、普段は接続用ソケット(ミニコードにメスコンタクトピンを圧着しソケットにセットしたもの)を差し込んで接続しておきます。
調整の時は接続用ソケットを抜いて、調整コードのソケットをセットします。
調整が済んだら調整コードのソケットを抜いて、接続用ソケットで接続します。

以上は生活の智恵のような実験の報告でしたが、説明が下手なことご容赦ください。

上の写真はヘッダーピンから接続用ソケットを取り外した状態