300Bアンプ 6SN7GTB交換

投稿者: | 2021年2月3日

しばらく間が空きました。久しぶりの投稿です。
寒くなってからは金田アンプの製作はお休みで、手持ちのアンプをつなぎ換えて音楽鑑賞をするなどをしています。

今日は真空管アンプの話題をすこし。
現在、真空管アンプは「300B」アンプを主に使っています。

このアンプはオーディオ専科のキット製品で、抵抗やコンデンサーにこだわりの部品を用い、トランスもタムラトランスを採用するなど自作派の心をくすぐる仕様で、発売開始以来ずっと憧れ続けてきました。
近年の急激な自作アンプ衰退傾向を感じ取り、このままではこのキットも手に入れにくくなるのではとの思いから、5、6年ほど前に手に入れました。
「これ以上アンプを増やさなくてもいいのでは?」という内心の声を抑えての購入でした。
完成後、付属のロシア製6SN7とpsvaneの300Bとの組み合わせで聴いてきました。
このブログのアイキャッチ画像にしているものです。

その6SN7ですが、昔はRCA、SYLVANIAなど、海外、国内を問わず各メーカーから発売されていたのはご存知のとおりです。

真空管アンプ愛好家の方々のブログでは、どうやら同じ6SN7でもそれぞれに個性があって、交換することでアンプの再生音も変わるように書かれています。
中でもSYLVANIAの6SN7GTBでいわゆる「BAD BOY」と称されるものが多くの支持を集めているようです。

これは面白そう、すこし試してみようかと海外オークションを眺めていると、先日程度の良さそうなKEN-RAD製を見つけました。
KEN-RADのものも好評のようなので、入札すると幸運にも落札できました。

到着した6SN7GTBをロシア製のものと交換してみると、確かに低音域から高音域までよりはっきりとした再生音になりました。
再生音像が鮮明になると、各楽器の空間配置もより明確なものとなりました。
そこで、購入したものの勿体ないと使わなかったWEの300B(97年製)も今回出動することにしました。

結果は、レコードやCDなど今まで聞き慣れてきた音源を、次から次へと聞き直しています。
これは素晴らしい買い物でした。
確かに楽器の空間配置もより明確になると、音場も左右に拡大したように聞こえてきます。

こうなると、より評価の高いSYLVANIA製6SN7GTB「BAD BOY」を手に入れたくなりました。

WEの300Bは管壁が青く光り、とても幻想的です。
(数秒間露光をして撮影しました。実際はもう少し淡い光です。)