2級小型船舶免許の取得に挑戦④

投稿者: | 2014年9月29日

ボート免許について

もともとヨットや釣りに関心が薄かった私にとって、ヨットやボートの世界は縁遠いものでしたが、今回改めて調べてみると、現在ボート免許の保持者は330万人もいるそうです。

そのうち、2級がもっとも多く228万人、1級も91万人いるとか。人口比では40人に1人が免許保持者ということを知って、びっくりしてしまいました。いままで、仕事などで顔を合わせた人たちの中には、さりげなく操縦免許証を所持していた人もいたのではないかと思うと、感慨深いものがあります。

長年おつき合い願っている私の年上の友人が、今から20年ほど前にボート免許を取得し、ヨットを楽しんでいることは知っていました。そのころの免許取得は今と違ってとても大変だったそうです。日本海方面で数日間合宿のように泊り込みで免許を取得したと話してくれました。その後国の構造改革を経て、今のように私にも手の届くような資格になったことは、本当にありがたいことです。

ロープワークの練習②

講師の人から、ロープワークはしっかりと習得しておきなさいと言われたことは前に書いたとおりです。具体的には、巻き結び、もやい結び、いかり結び、クリート止め、一重つなぎ、二重つなぎ、本結びの中から一つを出題されるので、30秒の間にその結び方を示さなければなりません。

ロープワークは最初は戸惑うこともありますが、手先を使う作業なので意外とスムーズに覚えることが出来ました。体を使うというのは、学科のように暗記しないで良い分、覚えやすいのでしょうか。なによりも、本結び以外はどれも初めて出会う結び方で、一つ一つが新鮮な作業でした。

しかし、本結びだけはなにか覚えにくさがありました。これは日常生活でたびたび出会いながらも、私は中途半端にやり過ごしてきた結び方です。なので、今回新たに覚えようとしても、過去のお茶にごしが邪魔をします。「右手のひもを左手のひもの上に置き、それをねじる。次に左のひもの端を右のひもの端にのせてそれをねじる」と呪文みたいにつぶやきながら結ぶのですが、我ながらいつまでも不器用でした。

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横切り船の航法、その覚え方

2隻のボートが海上でそれぞれの進路を横切ることになり、衝突のおそれがある場合、どちらの船が進路を譲る必要があるのかという設問があります。

これは自分から見て相手船が右から来る場合は進路を避け、左から来る場合は自分が進路を保持、というルールを頭において考えます。実際に海にでるようになれば、いつかは基礎中の基礎になることでしょうが、ボート未経験者の私にとって、問題集の上では右か左か、どちらが優先だったかと間違えそうになります。

そんなとき、インターネットで面白い覚え方を知りました。つまり、右から来る船は赤の左舷灯が見えるから止まれ、左からの船は緑の右舷灯が見えるから進め、というものです。この覚え方はとても役にたちました。

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(続きます)