2級小型船舶免許の取得に挑戦⑧

投稿者: | 2014年10月9日

DVD入りムックを買う

帰宅したその日は、講習内容がありありと思い出されたのですが、翌日には早くも幾つかの手順があやふやになってきました。講習の終わりに講師が復習ポイントとして、しっかり押さえてくれたところが特にそうです。あの時はよく分かったつもりだったのにと、記憶力の減退した頭脳をフル稼働させて、思い出そうとすればするほど記憶した内容に自信が持てなくなります。

そんな時、「独学でボート免許を取得」した人の体験ブログを読んだことを思い出しました。その人は、たしか舵社のムックと、東京お台場にある「船の科学館」の「ボートシミュレーター」だけで、1級小型船舶の実技試験に備え、そして合格したとのことでした。そこで、私も舵社のムック「いまからとるボート免許 2013-2014」を購入することにしました。

手にしてみると、図や写真が豊富で読んでいてとても面白く参考になりそうでした。今回は関係ないですが、1級受験で必要な海図も付録でついています。記事の中にはTVの「なんでも鑑定団」で見慣れた女性タレントが、海図を勉強している場面などがあったりと、こちらの興味を誘います。肝心のDVDはどうかというと、実技試験の最初から最後までが簡潔にまとめられていて、私の記憶の薄れを補ってくれる力強い味方を得た思いになりました。

なお、上記「船の科学館」は2011年10月から本館展示を無期限に休止しているようです。念のため。

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講師に会いに行く

講習から試験までは1週間。その間にこぼれ落ちてしまいそうな記憶をつなぎ止めるために、テキストの後ろの方にまとめられているイラストを活用し、講師の説明をメモ書きすることにしました。テキストのイラストにもポイントが詳しく書き込まれています。それでも結構書き足すことが多くありました。

そういえば、講師とは学科講習、実技講習と続けてお世話になったのですが、試験では試験機関の人が担当するので、このあとまず会うことはなさそうです。前にも書いたとおり、講習の達人のような風格と、人柄のよさを兼ね備えているような人でしたので、もう一度会ってみようか、そして質問してみようかと思い立って、週の半ばの午後、車を飛ばして新西宮ヨットハーバーに出かけてみました。もちろん、講習が行われていそうな日を見計らってですが。

新西宮ヨットハーバーに到着して、例の小部屋の前にたどり着くと、確かに講師の声が聞こえてきました。今日は学科講習のようです。時間的には、そろそろ講習の最後くらいかと思いながら、部屋の外で10分ほど待機していると、中の人たちがぞろぞろ出てきました。講習が終わったのではなく、途中の休憩のようです。ドアを薄めに開けて、「今日は」と言うと講師はちょっとびっくりしたような顔をして、すぐに私と認めて部屋の外に出てきてくれました。

帰宅してからテキストのイラストに実技のポイントを書き加えたこと、しかし書き加えたポイントの何点かは記憶があいまいでちよっと自信がないことを言い、幾つか質問しました。講師はこころよく答えてくれて、「ただし、その日の状況で変わることもあるので、その時々臨機応変に対応するように」と改めてアドバイスしてくれました。休憩時間なので遠慮しながらの短い会話でしたが、メモ書きの内容も正しかったと自信になりました。

学科と実技試験まで残り数日です。にもかかわらず憶えることは盛りだくさん。学科は満点を、実技も満点……は難しそうなのでせめて80点を、それぞれ目指そうという心構えで試験の準備を続けていますが、果たしてどうなることでしょうか。

(続きます)