「MJ無線と実験」誌2023年2月号で発表される「No.287 最新型D/Aコンバーター」は、ローム社製オーディオDACチップBD34301EKVを搭載したDACのようです。
BD34301EKVを使うとなると周辺回路が複雑なので、PCM1794のようにIC変換基板を使いながらサンハヤトのユニバーサル基板AT-1Sに落とし込む、といった方法はとても難しいように思われます。
そのため、この部分は(嵩張りますが)ローム社が併売の評価基板を使ったりするのかなと思っていたら、どうやら金田先生を支える先達の方が製作する基板を採用することになったようです。
DSC基板以降はそのままで、それより前の部分をこの基板に置き換える方式らしく、詳しいことは10日の本誌発売を待たねばなりませんが、これで金田式DACもDSDネイティブ再生を実現できることになりました。
また、ESSテクノロジーや旭化成エレクトロニクスなどのDACチップを搭載したDAC基板が世に数多く販売されていますので、一工夫は要るでしょうが、それらと付け替えて楽しむ可能性も出てきたのではないでしょうか。