金田風アンプ No.281の製作(DAC) ③

投稿者: | 2023年2月20日

「MJ無線と実験」誌2023年2月号で発表された「No.287 最新型D/Aコンバーター」。
3月号ではその後編が掲載される予定でしたが、「音質的にまだ伸びしろがあると判断し成功後に発表する」とのことで、第3世代光カートリッジ用アンプの記事に変更されました。

予告の通りであれば、今月号で金田先生の「本機の音」という感想が読めるはずと心待ちにしていたので、少し残念に思いました。

そうなると、面白いものでBD34301EKVを使ったDACはどんな音を再生するのか、自分で確かめてみたくなりました。
それが搭載されているDACを探すと、中国のSMSL社から発売されているD300という商品を見つけました。

ネット上の使用感想では、「音が柔らかく豊かで、それでいて一音一音の輪郭が明確。デジタルっぽさがない、いわばアナログ的な音色」と評判が良いようです
また機器を増やすのかと思いながら早速注文しました。

(S.M.S.L社のHPから引用)

あちこちの感想ブログでは、約100時間ほど動作させてエージングが進むと本領発揮とのことで、商品が届いてすぐに音を聴いてみると、たしかにややざらついた地味な音色と感じました。
そこで、家にいる間は常に電源をいれるようにしていると、100時間も待たず最近はとてもなめらかな音色になってきたようです。

音に芯があるのに柔らかく豊かという感想はいかにもその通りと思われ、再現される演奏空間もいままでのDACと比べて一回りも大きく感じられます。
久しぶりに掘り出し物に巡りあえたような感触と、こういう音を求めていたのではとの思いを楽しみながら、時間のある限り音楽鑑賞しています。

今回は「No.281の製作(DAC) ③」というタイトル違いの内容で申し訳ないですが、今後PCM再生に加えて金田式DACでのDSDネイティブ再生にも挑戦したいと考えていますので、ご理解をお願いします。