金田風アンプ No.239の製作 ⑥

投稿者: | 2018年10月5日

前回はプリント基板に部品をセットしたことの報告でした。
その作業と並行してケースの穴あけ及びレタリングの貼り付けを行いました。

以前ボール盤を導入したことに触れました(第②回)が、改めてその働きの凄さを実感しました。
どのような凄さなのか。それは、狙った場所に正確に穴あけができ、開けた穴もきれいな円形になっていることです。

「それのどこを凄いと感心しているのだ、ボール盤を使えば当然のことではないか」との声も聞こえそうです。
しかし、長年ハンド電動ドリルを使ってきた身の上からすると、とても驚いています。
なぜもっと早くボール盤を導入しなかったのか、ひたすら後悔していますので多少の熱の入り具合はお許しください。

それにしても、少なくとも10年前には1万円台でこれほど優秀なボール盤を手に入れることができたでしょうか。
そして、これほどの商品を生産できる中国の技術力に感心するとともに、これからの日本の姿を思う気持ちが交錯します。

手にしたボール盤をほめちぎっていますが、もちろん1万円台という価格を踏まえての評価です。3~40万円が最低価格の、プロが使用するボール盤とは世界が違うことは十分に承知しています。あくまで初心者の感想とお受け止めください。

レタリングもレタリングシートを特注したことを記しました。(第③回)
今回ようやくその出番が回ってきました。
穴あけ、そしてレタリングの仕上がり具合を写真でご覧ください。いかがでしょうか。

レタリングの固定はかつてはサンハヤトからレタリング固定剤がでていました。それもすでに販売中止になっています。
それで、ホームセンターでそれに代わるものを探して、水性のクリアラッカーを見つけました。
アルミの端材に試しにスプレーし、実用となることを確認してからケースにスプレーしました。
実はスプレーし終えてから気が付いたことですが、スプレーの種類の「とうめい」に気をとられ「つや消し」という条件を忘れていました。
そのため、仕上がってみると表面がつやつやしていて、当初目指していた仕上がりとは少し違ってしまいました。
まあ、次回から気をつけることにして、この仕上がりもよいのではないかとひとり納得しています。

スプレーを吹き付けるについては、我が家で一番ホコリが舞っていないところはと考え、風呂場で作業することにしました。
思った通りホコリに悩まされることなく作業は終了しましたが、妻からの「なんか匂いが残ってるよね」という若干のクレームは避けられないものでした。

こうして写真を並べてみると、正面のものばかりで斜めからのものがなく、それにどの写真も微妙に傾いています。
雑誌の写真のようにはうまくいかないものです。

〇上記を記して一度投稿しましたが、やはり写真の写りがいまひとつのようですので、明るいところで撮り直したものを再投稿します。床の模様も映りこんで、「ツヤありラッカー」の仕上がり具合をご確認いただけることと思います。