金田風プリアンプ No.257、前回で組立レポートは終わりのつもりでした。
ただ、製作記事中に、デュアルTrの2SA995の代わりにシングルTr2SA970を、デュアルTr2SC2291の代わりに2SC2240を使ってもよい、と書かれていたのを覚えていました。
アンプも仕上がり、気分を良くした勢いでここは実験をしてみようとプリント基板原図を作成し注文しました。
そして、基板が仕上がってきたので早速部品をセット。
今回のもう一つの試みは、Tr1の2SK43を2SK117BL(Idss6.85mA)に変更することです、
カートリッジVICの2SK43(Idss(約4mA))との整合を確かめようというものです。
hFEの値、2SA970は275、2SC2240は289でした。
テストする部品の取り外しが容易なように、単層基板としています。
(5.1MΩが反対向いてる基板がありますね)
今回は、「一度通った道」ということでほぼ迷うことなく作業が進み、今までの試行錯誤の時間が嘘のように調整もスムーズに完了し、すぐ試聴できました。
一聴しての感想は、全体の印象は前作と変わりませんが、若干硬質な音色かなということです。
2SA970/2SC2240にしたからなのか、2SK117BLを採用したからなのか、知識の乏しい私にはなんとも。
ただ、完成してすぐなので今後変化することは大いに考えられます。