金田風プリアンプ No.257の製作 ⑤

投稿者: | 2019年4月4日

前回L側に過大電流が流れたのを、交換した2SC2291に原因があったように書いたのですが、今はそうではなかったのではと考えています。

この時、R側を調整している最中でした。
実はR側には調整用ピンプラグをセットしていたのに、L側にはセットしてなく、そのためL側の入力ピンジャックはオープン状態でした。
以前の記事で、金田先生がフォノ入力ピンジャックには絶対ショートプラグをセットしないように(これは当然のことです)、またオープンにすることも避けるようにと書いてあったことをなんとなく記憶しています。
オープンにすると大変なことになる・・・、うろ覚えですがそんな内容だったように思います。

発熱に慌てて2SC2291を回路から外してしまい、その後の追試もしていないので憶測になってしまいます。どうも入力ピンジャックオープンが主因であったように思います。
(当方文系人間で、曖昧、憶測ばかりで済みません)

それに懲りて、その後調整の際は必ず両チャンネルに調整用ピンプラグをセットしていて、以後トラブルがありません。

また、前回記事ではTr1の2SK43をIdss11mAのものと交換してみたことを記しました。
これもカートリッジの2SK43をランク2のもの(IdssがRLとも4.3mA)に交換しましたので、それに合わせて2SK43(3)に戻しました。

次にラインアンプ等基板の調整に入りました。
記事の2SK246BLの測定方法に従い、R6.72、L6.68のものを揃えることができたので、Vo調整もほぼ問題なくできたと思います。
ただ、Voを0Vに合わせても時間がたつとじんわり1mVほどずれを生じます。これは仕方がないことと、ここで一応の調整の区切りとしました。