金田風アンプ No.239の製作 ⑩

投稿者: | 2019年8月1日

6月初めに、パワーアンプ部分を組み立て、電源部と接続し調整段階まで進むことが出来ました。

電源を入れて、30秒後、1分後とそれぞれのランプもつき、電源出力も正常。
パワーアンプ各部の様子も、見た目は特に問題なさそうです。

そこで調整時のいつもの癖で、各部品をちょんちょんと指で触って見ました。
すると、2SK214、2SJ77が熱いことが分かり、あわてて電源スイッチを切ってしまいました。

おそるおそるもう一度スイッチを入れて確かめるとかなり熱い。しかし金田先生は部品の能力いっぱいまで使うことがあるようで、そんなことだろうかとも思いましたが、調整は少し保留にしました。

これについては6月16日に大阪市内で開かれた「MJオーディオフェスティバルWEST」に参加し、試聴会後の懇談会で金田先生に直接質問ができました。
私としては初めて先生にお目にかかり、しかも質問までするので少々緊張気味です。
金田先生は「熱くなるでしょう。特に+側が」とこともなげにおっしゃいます。先生からのはっきりとした返事をお聞きし少しほっとしました。

余談ですが、出席者の「今後のアンプ製作の計画は」という質問に、「作りたいものはまだ一ぱいあるのですが、何しろ時間がなくて。とにかく呼ばれると直ぐに出かけるので…」と言いつつも、録音システムやnutubeを使った幾つかの構想をかいつまんで話されました。楽しみです。


試聴会場の様子


自著にサインを求められて

帰宅して早速調整を始めました。そして、根がせっかちなものですから、調整ボリュームをクリックリッと回したのでしょう。
突然電源の130V基板上のFETが、青白い光とともにバシッとはじけ飛んだのです。
電源部の蓋をあけて作業していましたから、目の片隅に青白い光をしっかりととらえました。